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【塗り壁素材】ゼオライトが流行らない理由

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「ゼオライト」が住宅に使われていない理由

先日のブログで「ゼオライト」の素晴らしさについて力説しましたが、ゼオライトを取り扱っている住宅会社をネットで探しても見つけることはかなり難しい状況です。一方で、同じ塗り壁材である「漆喰」や「珪藻土」についてはさほど難しくはありません。

ではなぜこんなに素晴らしいゼオライトを取り扱う住宅会社が少ないのか、今回はその理由についてご説明していきます!

目次

1.価格が高い

2.施工期間が長い

3.施工技術が必要

4.間違った認識がある

5.一番の問題点

1.価格が高い

シンプルに、価格が高いです。笑

昨今の建築資材高騰の影響からクロスも昨年と比較して高くなりましたが、それでもゼオライトの方が3倍以上高くなります。これまでゼオライトを取り扱ってこなかった会社さんが新規でやる場合は、もう少し高くなる可能性もあります。

目安としては、クロスと比べて数十万円、施工面積によっては100万円近く価格が変わる場合もあります。以前までは部分的に導入していた住宅会社も、コストの問題で撤退したという話をいくつか聞いています。

2.施工期間が長い

ゼオライトの施工期間は、クロス施工と比べて倍以上かかります。施工面積や時期にもよりますが職人さん二人でも2週間は掛かってしまいます。

理由としては、ゼオライトは漆喰や珪藻土と異なりボンドなどの粘着剤が不要な一方で、大量の水を使用するため乾くまでに時間がかかり、下地処理や塗りの期間も長くなります。また一度だけでなく、何度も塗っていくことも施工期間が長い理由の一つです。

ある程度供給戸数のある住宅会社や短期間の施工によりコストダウンしている会社の場合は、工期が長くなれば年間の建築可能な棟数も減ってしまったり着工スケジュールにも影響が出るため、やりたがらないということがあります。

3.施工技術が必要

そもそも、塗り壁の場合は一定の技術がなければ下地処理が上手くいかなかったり、均一の厚みに塗ることができなかったりするので職人さんの施工技術が必要になります。

ゼオライトの場合は更に、大量の水で溶かしたゼオライトを使用できるのは24時間のみで、毎回同じ分量で配合しなければばらつきがでること、どの程度の渇きで次の段階に進めるのかを見極めなければいけないこと、換気などの空調管理を誤ると上手く固まらないことから相当数経験が必要となります。

主要素材としてあまり使用されていないからこそ施工可能な職人さんも少なく、経験が積めていない状況ではないかと思います。

4.間違った認識がある

「ゼオライトは身体に悪いもの」と認識している人がいると聞いたことがあります。

トルコにある「妖精の煙突」で知られ世界遺産もあるカッパドキア地方ですが、中皮腫(がん)の発生が多い地域と言われており、研究が進められてきました。すべての地域ではありませんが、一部の地域でエリオン沸石(沸石はゼオライトのことで、エリオン沸石はゼオライトの一種として分類)のブロックで建物を建てたり、火山性凝灰岩が多いため道路などから日常的にエリオン沸石(繊維)、アスベストにさらされているとのことでした。

研究の結果、エリオン沸石の発がん性について認められ、IARC(国際がん研究機関)でもグループ1(人に対して発がん性がある)に分類されました。

このことが、「ゼオライト=発がん性」と認識している人がいる原因ではないかと思っています。

しかしながら、エリオン沸石を除くゼオライトはグループ3(発がん性に分類できない)としており、食品添加物としても認められているので、エリオン沸石を使用しなければ安全であることがわかっています。

「ゼオライト」で検索すると「発がん性」も関連ワードで出てきたりもするので、それが間違った認識の始まりではないかなと思います。当然、塗り壁で使用するのは安全なゼオライトです!

5.一番の問題点

一番の問題点・・・それは、「認知度が低い」ということだと思っています。

住宅会社の営業の方に、「漆喰」「珪藻土」を知っているかと聞くと、ほぼ100%知っていると答えるでしょうが、「ゼオライト」を知っているかを聞くと恐らく1~2割程度しか知らないのではないでしょうか。

そもそも存在を知らないこと、知っていても施工できる職人さんが少ないこと、会社の着工スケジュール的に採用できないことから、「ゼオライトの塗り壁を見かけない=お客様も認知度が低い」となっている原因ではないかと思っています。

 

あまり存在を知られておらず、コストも高く、更に施工技術が必要で、施工できる職人さんが少ない貴重な「ゼオライトの塗り壁」を、住宅日和では「標準仕様」でご提供しています。

どのような仕上がりになるのか、モデルハウスはもちろんオーナー様の住宅でご体感頂くこともできますので、ご興味のある方はぜひお問合せください!


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