【徹底解説】篠路モデルと近隣新築住宅を比べてみました③
さて、あっという間に第三弾です!
【昨日の記事のまとめ】
・一般的に相場よりも低い価格で販売できる理由は
1.一つの土地を二つに分けて同時に二つの住宅を建てた(もしくは土地を安く取得した)
2.ウッドショックの影響を受けずに建てた
3.性能はそれなりで建てた
・それに対して弊社の篠路モデルハウスは……
「一つの土地を二つに分けて、ウッドショックの影響前に、まず一つ分の住宅をかなりの性能で建てた(隣は売り土地になっています)」
それではラストの第三弾いってみましょう!
【第三弾】住宅日和 篠路モデルハウスの凄さとは?
昨日は、相場よりも安く提供できる理由について解説しました。その中で、「性能はそれなり」という点が、篠路モデルでは「かなりの性能」であるとお伝えしました。
本日は、その理由をすべて解説していきます!
☆この記事のもくじ
1.住宅の性能ってなに?
2.住宅性能表示の必須項目
3.構造の安定に関すること
4.劣化の軽減に関すること
5.維持管理、更新への配慮に関すること
6.温熱環境、エネルギー消費量に関すること
7.ほかの新築建売住宅は?
8.さらにすごい篠路モデル
9.篠路モデルのまとめ
1.住宅の性能ってなに?
まずはここからですね!住宅の性能って何でしょうっていうことなんですけど、実は「住宅の品質確保の促進等に関する法律(通称:品確法)」というものがあり、
・新築住宅の基本構造部分の瑕疵担保責任期間を「10年間義務化」すること
・様々な住宅の性能をわかりやすく表示する「住宅性能表示制度」を制定すること
・トラブルを迅速に解決するための「指定住宅紛争処理機関」を整備するこ
この3本を中心に構成されている法律になります。
そして、今回重要な2番目の「住宅性能表示制度」は以下のような内容になっています。
・住宅の性能(構造耐力、省エネルギー性、遮音性等)に関する表示の適正化を図るための共通ルール(表示の方法、評価の方法の基準)を設け、消費者による住宅の性能の相互比較を可能にする。
・住宅の性能に関する評価を客観的に行う第三者機関を整備し、評価結果の信頼性を確保する。
・住宅性能評価書に表示された住宅の性能は、契約内容とされることを原則とすることにより、表示された性能を実現する。
つまり住宅の性能を示す場合には共通の基準があって、勝手に「耐震性がすごい」「断熱性に優れている」と言うのではなく、「第三者機関に評価を受けて、その評価に沿って性能を示してください」ということになってるんですね!
ですので、性能に関して何か表示する場合は、検査機関に評価を受けなければならないということです。
そして、性能表示の項目ですが、新築住宅では10分野33項目あります。
2.住宅性能表示の必須項目
住宅性能表示の項目は新築住宅で10分野33項目ありますが、すべての分野と項目について評価を受ける必要はなく、住宅を取得する人の関心の高い項目として4分野9項目が必須項目として定められています。
■必須項目
・構造の安定に関すること ⇒ 地震・風・積雪に対しての建物の強さ
・劣化の軽減に関すること ⇒ 柱や土台の劣化の進行を遅らせるための対策
・維持管理、更新への配慮に関すること ⇒ 排水管・水道管・ガス管の点検・清掃・修繕のしやすさ
・温熱環境、エネルギー消費量に関すること ⇒ 建物の冷暖房を効率的に行う為の断熱などの省エネ対策
これらは〇〇等級●級(耐震等級3級など)という風に評価され、基本的に数字が高くなるにつれ高い評価を受けていることになります。
これらを基に、篠路モデルはどのような評価を受けているかみてみましょう!
3.構造の安定に関すること
ここで気になることは、「耐震等級」になるのではないでしょうか?
日本は地震が多い国ですので、マイホームが倒壊しないか?というのは皆さんが心配するところだと思います。
耐震等級には2項目あり、
「構造躯体の倒壊・崩壊等のしにくさ」
「構造躯体の損傷(大規模な修復工事を要する程度の著しい損傷)のしにくさ」
に分けられています。
篠路モデルはどちらも・・・耐震等級3(最高等級)を取得しています!!!
これは、「数百年に一度程度発生する地震による力の1.5倍の力に対して、倒壊・崩壊等、損傷を生じない程度」であるということになります。
ちなみに建築基準法(最低ライン)は、「数百年に一度程度発生する地震による力に対して、倒壊・崩壊等、損傷を生じない程度」となっていますので、大幅に違うことは感じて頂けるでしょう!
4.劣化の軽減に関すること
「丈夫な家というのはわかりました。でも20年、30年経ったら改修とか必要なんでしょう?」
「住宅ローンは35年、40年とか組むのに、途中で大規模な改修が必要になるんだったら安くても・・・」
って思いませんか?
実はこの部分も評価項目になっており、「劣化対策等級」として表示されています。
劣化対策等級は、「構造躯体等に使用する材料の交換等大規模な改修工事を必要とするまでの期間を伸長するため必要な対策の程度」を示しています。
篠路モデルでは、こちらもなんと・・・劣化対策等級3級(最高等級)を取得しています!!!!
これは、「通常想定される自然条件及び維持管理の条件の下で3世代(おおむね75~90年)まで、大規模な改
修工事を必要とするまでの期間を伸長するため必要な対策が講じられている」という評価になっています。ちなみに2級では、2世代(おおむね50~60年)となっています。
どんな住宅でもメンテナンスが必要なことは同じですが、構造躯体が限界に至るまでの期間が大幅に伸びているというのは重要ですよね!
仮に40年後、住宅ローンを完済したのにまた改修に費用が掛かると考えたら……
5.維持管理、更新への配慮に関すること
「丈夫で長持ちすることはわかったけど、メンテナンスは必要ですよね?そのメンテナンスがしずらいのではお金がかかるんじゃないの?」
「メンテナンスをするのに、壁を壊すとかになると、お金がかかるんじゃ……」
って思いますよね?
これも項目があります。その名も、「維持管理対策等級」です!
維持管理対策等級は、「専用の給排水管・給湯管及びガス管の維持管理(清掃、点検及び補修)を容易とするため必要な対策の程度」を示すものになります。
篠路モデルは当然……維持管理対策等級3級です!!!!
これは、「掃除口及び点検口が設けられている等、維持管理を容易にすることに特に配慮した措置が講じられ
ている」という評価です。
あまり着目されない点にはなりますが、長く住むことを考えると大切ですよね!!
6.温熱環境、エネルギー消費量に関すること
「丈夫で長持ちして、維持管理もしやすいのはわかったけど、断熱はどうなの?」
「長期的にお金が掛かりにくいのはわかったけど、光熱費とか月々の支払いが高いんじゃ意味がない・・・」
はい、とても大切なことです!!そして住宅日和が最も得意とするところですね!!
これにも等級があり、「断熱等性能等級」と「一次エネルギー消費量等級」があります。
断熱性等級:外壁、窓等を通しての熱の損失の防止を図るための断熱化等による対策の程度
一次エネルギー消費量等級:一次エネルギー消費量の削減のための対策の程度
断熱性は、外皮(外壁、窓など)の断熱性能、冷房期に日射を遮蔽する対策や結露の発生を抑制する対策などの評価、一次エネルギー消費量は、外皮の断熱性能に加え、暖冷房、換気、給湯、照明などの設備の省エネ性能などを総合的に評価しています。
篠路モデルは、これらももちろん……
・断熱性等級4級(最高等級):熱損失等の大きな削減のための対策が講じられている
・一次エネルギー消費量等級5級(最高等級):一次エネルギー消費量のより大きな削減のための対策が講じられている
かなり重要な点で、住んでいれば必ず電気やガスなどのエネルギーは消費しますし、住宅ローンと違って終わりはありませんからね。
特に注目していただきたいのがエネルギー消費量という観点です!
一次エネルギー消費量とは、住宅で使用する電気、灯油、都市ガスなど(二次エネルギー)を一次エネルギー(石油、石炭、天然ガスなど)に換算してどのくらい消費したかを表すものですが
断熱性能が良くても、消費エネルギーが高くなれば光熱費が高くなるということです!!
7.ほかの新築建売住宅は?
こうなると気になる近隣のほかの新築建売住宅ですが、実はこの性能評価を受けていることを確認できている物件は……49件中7件しかありませんでした!!
※等級や評価項目などは確認できませんでした。
なぜこれだけ少ないのかということですが、ずばり、お金が掛かるからなんです!!
評価するのは第三者機関ですので、検査・評価を専門機関に依頼することになり検査料などがかかります。
評価を受けるということは、当然のことながら等級が上がるように住宅を建てるわけですが、等級をあげようとすると費用が掛かります。費用が掛かると販売価格が高くなります。
販売価格を下げるために評価を受けない ⇒ 評価を受けないのであえて等級を上げない
という感じになります。これが、「それなりの性能」っていうやつです。
ちなみに評価を受けていない=悪い、という訳ではありません。
基本的に全ての住宅が建築基準法をクリアして建てられています。また、なかには「耐震等級 最高等級 相当」と謳っているのもありますが、評価制度は受けていないけど、同程度の性能を有しているというものですね。
8.さらにすごい篠路モデル
ここまではあくまで住宅性能表示に従って表した内容です。ここからは更にすごいことお伝えしちゃいます。
先ほど断熱性・エネルギー消費量について触れましたが、ここで問題です。
問題:住宅ローンを40年、同じ金利(1%)で3000万円借りたAさんと3400万円借りたBさんがいます。住宅ローンと光熱費(暖房・給湯・照明などすべて)の月々のお支払いの合計はどちらの方が安いでしょうか?
Aさん:住宅ローン(金利1% 40年) 3000万円 年間光熱費1か月平均25,000円
Bさん:住宅ローン(金利1% 40年) 3400万円 年間光熱費1か月平均15,000円
いやーこれってよくある質問で、どうせBさんって言いたいんでしょう?
答え
Aさん(笑)
まぁ、そうですよね。Aさんですよね。
ちなみに金額どれくらい違うと思います?
答えは、
Aさん:100,856円
Bさん:100,971円
はい、Aさんの方が115円安いんです。
気づきましたか・・・?
Bさんの方が400万円も多く住宅ローンを組んでいるのに、光熱費が1万円違うだけで、お支払いにほとんど差がないんです。
つまり、Bさんは光熱費も安いのに、Aさんと比べて400万円も多く住宅にお金を掛けられるということになります。
「給湯も暖房も、照明とかも全部含めた光熱費が月平均15,000円って、1LDKとかならまだしも一戸建であり得ないでしょ(笑)」
って、思いますよね?
それが、できてるんです。それも、冷暖房つけっぱなしで。笑
実際には年間光熱費の1か月平均が15,000円台くらいになりますが、冷暖房つけっぱなしで、一日に一回お風呂入って、普通に家族4人で生活していて、この金額になっていることがこれまでのお客様で実証されています!!!
そしてその冷暖房は、たったのエアコン1台でおこなう全館空調システムなんです!!
☆参考リンク:北海道で全館空調、電気代はどれだけかかる?計算式方法と事例をご紹介【コンフォート24】
それも、太陽光発電などの創電設備はありません!!!
ちなみに篠路モデルは誰も住んでいないので給湯や照明はほとんど使用していませんが、冷暖房は24時間稼働した状態で5月からの9か月間の光熱費は88,000円ほどです(月平均9,800円弱)
さらに!!今は新型コロナウイルス対策で様々な空気清浄のシステムを搭載した住宅がでていますが、篠路モデルは抗菌・抗ウイルスフィルタを取り付けて新型コロナに対して96%の不活化を実現しています。インフルエンザなどのウイルスにも対応しています。
さらに、ゼオライトを玄関からLDK、各居室に至るまで塗っていますので、ホルムアルデヒドの対策までおこなっています。
☆ゼオライトについて→ 【健康住宅コラム】シックハウス症候群とゼオライト…家を建てる前に知っておきたいこと
9.篠路モデルのまとめ
・耐震、劣化対策、維持管理対策、断熱等性能、一次エネルギー消費量の最高等級を取得
・エアコン一台の全館空調システムで光熱費が月々平均15,000円台
・抗菌、抗ウイルスフィルター、ゼオライトの利用による空気清浄対策
これだけの住宅なのに、平均価格3501万円の市場で、相場3484万円 ~ 3978万円の状況下で、2980万円で販売しています!!!
今の札幌市内の土地の価格を考えると、正直この価格でここまでのものはもう建てられません。
性能や光熱費も含めたコストパフォーマンスで考えると、他にはないと思います。あったら是非教えてほしいくらいです!(笑)
ちなみに付け加えるように言いますが、長期優良住宅・BELS(☆5 最高ランク)も認証を受けています。
なぜここまで実現できているか、その理由は他にも色々ありますが、今回はほんの一部をご紹介しました。
この機会にぜひ、篠路モデルまでいらしてください!!すべてをお話します!!!
☆3月5日(土)と6日(日)の10時~16時に、「全館空調体験会」を篠路モデルで実施します!!
引用
一般社団法人 住宅性能評価・表示協会
https://www.hyoukakyoukai.or.jp/
新築住宅の性能表示制度ガイド
https://www.hyoukakyoukai.or.jp/download/pdf/guide_seinou_2020_shinchiku.pdf