現在（2019年9月現在）、弊社は飲食店を23店舗展開しています。オープンのタイミングはもちろんのこと、日々、新規のお客様の獲得やリピーターのお客様に情報を発信するため、広告を活用してきましたが、ここ数年、急速にSNSが普及し、そのあり方は（会社としても、世の中的にも）大きく変わりました。

私も広告担当として、無料のアカウントを作って情報を配信していたのですが、ノウハウがない中で試行錯誤しながらなので強い手応えは感じられませんでした。スピード感もなく、すぐに限界を感じました。

そんな経験もあって、本格的な広告にトライしてみたいと思ったのですが、札幌でSNSの広告に特化した代理店さんがなかなか見つからず……。周りの人たちに積極的に情報収集をして、ようやくワンクルーズさんにつながりました。2018年の夏ごろのことです。

それ以前には東京の会社から「自社のアカウントを運用します」といった営業のお電話をいただいたこともありましたが、こちらもゼロからのスタート。電話だけのやり取りには少し不安を感じていたので、地元で頼れる会社に出会えたことは本当にラッキーでした。

まず、今回の事例紹介は、札幌駅北口に（2019年2月）オープンしたこちらの店舗（取材場所である「Source 72」）にしぼってお話しさせていただきたいと思います。

オープンの告知は１月下旬からスタートして約２ヶ月間、継続的に打ちました。実際、オープン後は予約も好調で、費用対効果としては非常に良かったです。

さらにスタートダッシュの勢いがやや落ち着いてきた４月には、ワンクルーズさんからインスタのプレゼントキャンペーンをご提案いただきました。ここでインスタのフォロワー数を一気に伸ばしてみてはどうでしょうと。

そういった企画もこれまで自分たちで発信していた時には考えたこともなかったので、タイミング的にもちょうどいいし、ぜひトライしてみようという流れになりました。

具体的にはアカウントをフォローしていただけたらどなたでも応募できるキャンペーンを実施しました。内容は抽選で３名の方にドンペリのボトルが当たるというもの。結果、わずか１週間で約700名のフォロワーを獲得しました。

経験がないことなので、正直、効果を想定することもできませんでしたが、１週間で700名もの方々がフォロワーになってくれたというのは数字的にも見たことがなかったので、手応えを感じました。

投稿に「いいね」はいただけても、アカウントをフォローするとなると、なかなかハードルが高いですよね。そこが伸びたというのは、大きな成功事例になりました。

また、「Source 72」は弊社で初めて自社のホームページ内に予約フォームを作ったお店でもあります。これまではグルメサイトのネット予約システムを利用していましたが、どうしてもポイントの付与率やクーポンの内容など、予約に至るまでにさまざまな動機付けが必要でした。

一方、自社の予約フォームに直接アプローチしてくださるお客様は、インスタやフェイスブックを見て気になってくれた方が、能動的にお店にたどり着いてくださっているので、リピート率が高い事もデータから見て取れます。

そういう意味でも、今回の広告の反響は今後に繋がるさまざまな可能性を感じました。

ワンクルーズさんとお仕事をさせていただくようになって、Web媒体の強みを数字的にも感覚的にも実感しています。

まずは必要な情報をすぐに発信できること。

例えば紙媒体やテレビの広告などは露出するまでに時間がかかりますよね。デザインをしたり、収録をしたり、校正をしたり、印刷をしたり……。その分、費用もかかります。それに比べるとWeb広告は「出したい」と思ったら、それほど時間をかけず、コストも３分の１くらいで配信できます。

そして、広告の反響にすぐ対応・修正ができること。

これまでは一度打った広告の反響が良くても悪くても、結果は結果として受け止めることしかできませんでしたが、Webの場合は反応が悪ければ、途中で見せ方やコピーを変えられるという点が大きなメリットだと思います。

このように時代に合った広告展開が実現できるのも、スピーディーな提案とフレキシブルな対応を叶えてくれるワンクルーズさんのおかげです。

実は「Source 72」も６月中旬に広告の反響が「いつもより少し鈍い?」と違和感を感じて担当の方にご相談したら、すぐにコピーの一部を修正してくださったんです。そうしたら、それを機に明らかに予約件数が伸びました。

それも常に細かく分析とフォローをしてくださっているワンクルーズさんだからこそできることだと思っています。

実際、毎月１回、前月の効果や指標をまとめたレポートを作っていただいて、直接顔を合わせながら内容の検証もしていますし、改善も繰り返し行っています。

こうした日常の積み重ねが、大きな信頼にもつながっています。

私自身、現在は飲食事業部に特化しているので、他の事業部の広告には携わっていませんが、飲食事業部の店舗でこのような成功事例を作ることができたので、今後、他の事業部で活かせる部分は大いにあると思っています。特にアパレルと美容はインスタと親和性が高い業種だと思うので、社内で情報共有をしながら、今後もWeb媒体の可能性を最大限に活用したいと考えています。